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歯周病とは

歯周病は歯の病気ではなく、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(あごの骨)など、歯の周囲組織の病気です。歯周病は細菌によって引き起こされる感染症です。自然に治ることはなく、治療しなければ確実に進行していきます。

歯周病の症状は、歯肉の炎症により歯肉の腫れや退縮・出血、また歯槽骨の吸収も伴い、歯の動揺が起こり最終的には歯が抜けてしまう病気です。

歯周病も、虫歯と同じ細菌感染症ですから、細菌を0(ゼロ)にすれば発症しません。
しかし、お口の中の細菌を0(ゼロ)にすることは不可能です。腸にいる腸内細菌と同じように人間の体の中で共存しています。

お口の中に存在する菌(口腔内常在菌)300種類以上のうち、歯周病はそのうち主に3種類が引き起こす細菌感染症です。

各個人により、口腔内細菌の種類のバランスにより、

  1. 虫歯タイプ
  2. 歯周病タイプ
  3. ミックスタイプ

に分かれます。

歯周病の多くは慢性的(ほとんど痛みがない状態で)に進行して行きます。
その為、自覚症状が出た頃には、歯周病が重度に進行している事が多いのです。

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原因

直接の原因はやはりプラーク(歯周病菌)と歯石です。
プラーク(歯垢)が歯周病を引き起こす直接的な因子です。歯肉炎、歯周炎はプラークを取り除くことにより改善してきます。プラークは、食べ物のカスのように思われている方がいますが、実際は、歯周病菌や虫歯菌がつくり出した自らを守るためのネバネバしたバリアーです。

このプラークが体液中のカルシウムを取り込んで石灰化していくと歯石となり、さらにプラークの温床となります。プラーク1mg中に1位個以上という数の微生物が存在するといわれ、そのなかの歯周病菌や虫歯菌が排出した酸によって歯や歯肉、歯槽骨などが破壊されていきます。

口のなかには数百種類 数千億個の細菌がいるといわれています。歯周病菌はその中てもポルフイロモナス・ジンシバリスを代表に20種類程度が特定されています。これらの細菌は歯垢を絶好のすみかにしてどんどん増えていきます。

歯面・歯根面に長期的に付着し成長した細菌の塊(プラーク、バイオフィルム、歯石)内から細菌が排出する毒素や代謝産物により歯肉の炎症や歯槽骨の吸収が起こります。

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歯周病菌の活動を促す局所的因子

外傷性咬合
噛んだ時に、全部の歯が均等にあたらず、一部の歯だけが特に強くあたる状態です。これにより一部の強くあたっている歯が通常の歯よりも大きく動揺し、歯と歯肉の間の溝が広がって歯周ポケットが形成されます。この歯周ポケットにプラークが進入して歯周病が進行していきます。

口呼吸
口で呼吸をしていると口の中が乾燥して、唾液の持つ免疫力が低下します。

食生活
軟らかいものや甘い食べ物が虫歯菌の栄養になるように、歯周病菌の栄養にもなっています。アゴをしっかり使って食べなけれはいけないような、硬い食へ物も食べてよく噛んで、唾液をたくさん出すようにしましょう。食後の歯みがきも歯周病の予防に重要です。

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歯周病を進行させる全身的因子

ストレス
過度のストレスは免疫機能の低下をもたらし、歯周病の進行を促進させることが報告されています。

喫煙
タバコに含まれるタールなとが歯の表面に付着してザラザラすることにより歯垢が付きやすくなります。次にニコチンなとど血管を収縮させる作用があり、歯肉への血行が悪くなり、細胞組織への酸素や栄養の供給を阻害して白血球なと細菌から体を守る免疫細胞の働きを悪くします。このように、口の中が歯周病になりやすい環境になり、歯周病に対する抵抗力が低下し、歯周病を進行させるのです。

若年性歯周炎
永久歯萌出後の11~13歳頃に発症し、男子に比べて女子に多くみられます。原因は、特殊な細菌による感染のほか、遺伝による体質、とくに女子に多く見られるのは、女性ホルモンであるエストロゲンの思春期における分泌増加で白血球の働きの低下が関与していると考えられています。治療法は、成人の歯周炎の場合と同じです。

妊娠
妊娠時も女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が増加します。

骨粗鬆症
女性ホルモンであるエストロゲンが不足すると全身の骨がもろくなり、骨が折れやすい状態となります。歯の周りの骨も同様で、骨が溶けやすくなって歯周病の進行が早くなります。

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歯周病治療の相談

歯周病について 監修:すみとも歯科クリニック(世田谷区世田谷・上町駅の歯科医院)